1.イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
単行本(ソフトカバー) – 2010/11/24
「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を興したいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。
イシューの見極めの重要性について述べた本。イシューの見極めがコンサルティングでは最も重要となる。適切なイシューの設定を誤ると無駄に時間やコストがかかり、結果アウトプットの品質も悪くなる。
2. 仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
単行本 – 2006/3/31
「仮説思考」とは、情報が不十分だったり、分析が進んでいない段階でも、先に自分なりの「仮の答え」を持つという考え方だ。よく言われることだが実践するのは難しい。ボストン コンサルティング グループで長く活躍する筆者が自らの実践方法を説く。結論から先に考えることで、問題の全体像を素早くつかみ、正しい解決策を効率よく導き出せるという。
上記イシューからはじめよでイシューを特定した後、次に重要となるのは仮の答えを出す仮説思考。
ビジネスにおいて本当に大事なことは、やらないことを決めることだ。企業は数え切れないほど多くの問題を抱えていて、それらをすべて解決しようと思っても、時間もなければ人も足りない。仕事には期限がある。こなすことのできる工数も限られている。その中で解くべき問題を設定し、選択し、それに取り組み、成果をあげなければならない。成果をあげるには真の問題を選びとることが大切だ。
イシューからはじめよと同じような内容の書籍であるが、BCG流の方法論を理解することができる。
4. 考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
単行本 – 1999/3/1
著者はまず、多くの人がわかりやすい文章を書けないのは、論理構造に問題があるからだ、と指摘する。その上で自らが考案した「ピラミッド原則」と呼ばれる考え方を提示し、物事を上手に論理立てて述べるテクニックを伝授していく。序文で人の注意を引きつけるにはどうすればいいか、相手を説得するのにどんなロジックを用いればいいか、問題点をどうやってまとめればいいか…。文章について人々が抱くさまざまな疑問点について、それぞれ適切なフレームワークを用意している。サンプルとして用いられている事例が複雑でわかりにくいのは気になるが、その分実務でも応用可能な論理的思考の訓練ができる。
5. 新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術
単行本 – 2010/4/16
問題解決のための2つの思考<ゼロベース思考><仮説思考>と2つの技術<ロジックツリー>を詳しく紹介。
こちらもコンサルタントの基礎力をつける本
6. 問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」
単行本 – 2001/12/1